抜髄している歯に鈍痛が時々あるのは、ひび割れの可能性はありますか? 検査する場合、セラミック外さずにCT検査で分かりますか?|お悩み歯科相談(記事)|石川県金沢市東山でインプラント行なう歯医者 中嶋歯科医院

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抜髄している歯に鈍痛が時々あるのは、ひび割れの可能性はありますか? 検査する場合、セラミック外さずにCT検査で分かりますか? CATEGORY虫歯治療、インプラント

50代 女性

数ヶ月前に、上奥歯6番セラミックインレー、7番に神経なしでクラウンを入れました。治療当初から、高さが合わずそのうち慣れるだろうと様子を見ていたのですが、硬いモノをを食べたときに、激痛があり、2日ほど痛みました。結果、7番はひび割れの為、抜歯しました。6番は、セラミックインレーを外したら、中で出血しており、神経をとりました。

深くは聞けませんでしたが、6番もひび割れしてるのではないかと不安です。
治療後も鈍痛があります。硬いモノは怖くて噛めていません。
また、7番抜歯後、放置していると下の7番が伸びてくるので、下の6.7番(6.7番セラミックインレーが入ってます)を連結と言われましたが、連結すると、過度に力が加わっていづれ、2本共、ダメになってしまうのではないかと思い、そのまま放置にしています。
そこでお聞きしたいのですが、上6番は抜髄しているので、鈍痛が時々あるのは、ひび割れの可能性はありますか?
検査する場合、セラミック外さずにCT検査で分かりますか?
また、上7番を抜いた場合、下の6.7番を連結していた方が良いのでしょうか?年齢関係なしでかなり、伸びますか?連結させた場合、下の6.7番の負担は大きいのでしょうか?

担当医の回答

ご相談のメールありがとうございます。

中嶋歯科医院の浦井です。

治療を終えられている6番の歯に鈍痛が感じられるのですね。時々、ということは頻度はそれほど高くないということですね。

ひび割れのため7番を抜かれておられるということですし、6番のことも一層心配になりますよね。お察しします。

 

いただいているご質問に順番にお答えしますね。

実際のお口を拝見していないので確定的なことは言えませんが、症状をお伺いする限り6番の状態はそこまで悪くないように思います。ご経験のある通り、歯のひび割れがある場合は噛んだ時などに歯に強い痛みを伴うことが多いものです。裏を返せば強い症状がないのであれば、すぐにひび割れを疑う状況ではないと判断されます。そしてCT検査は非破壊的に歯の中を見ることができる検査方法ですし、レントゲン写真以上に情報が多く得られるので、ごく小さい異常を除きある程度歯の内部のひび割れの評価も可能かと思います。

上の7番を抜歯された後の治療についてもお答えしますね。個々のお口の状況によるので断定できませんが、一般的には7番抜歯後に反対側の7番が伸びてしまいますし、これは年齢関係なく生じる反応です。しかし、必ずしも伸びてくるということはなく、かみ合わせがうまく合っていれば問題ない場合もあります。それは個々のかみ合わせの状況により判断していくことになります。

また、下の6番7番を連結することについてですが、歯への負担自体はそこまで大きいものではないと思われます。しかし、インレーの形で連結する場合はどうしても接着面積が小さいためインレーが脱離しやすいリスクがあります。かといって、取れないようにするために虫歯でもない歯をたくさん削って被せ物にする形にするかどうかは慎重に判断された方が良いと思います。

別の解決方法としては、抜かれている7番の部分にインプラントを行うということも考えられます。

一度お口の状態を見せていただけましたらより詳しくご説明もできますよ。


ご参考になりましたら幸いです。他にも疑問点や心配ないつでもお聞きくださいね。

記事監修:院長 浦井 一樹

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  • 1983(昭和58)年10月16日

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