インプラントについて|お悩み歯科相談(記事)|石川県金沢市東山でインプラント行なう歯医者 中嶋歯科医院

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インプラントについて CATEGORY未指定

石川県金沢市 55歳 男性

初めて相談差し上げます.
最初,数年前に左下の埋伏智歯が齲歯治療後の7番に斜めに当たり,7番に縦に亀裂が入って中が膿んで,結局7番と8番の両方を抜歯しました.昨年秋に左上の齲歯治療後の6番の冠が土曜に取れて,月曜に歯科医に行く直前に6番が割れてしまい,これも抜歯せざるを得なくなりました.
最初の2本が無い時にはそれほど不自由を感じませんでしたが,もう1本なくなると噛み合わせに不自由が生じました.抜歯してくれた歯科医には,1月末くらいに歯茎が落ち着くので,その後にブリッジしましょうか,と言われたのですが,そこではインプラントはしてないので,よく考えてどちらにするか決めてください,と言われました.貴院はインプラントの実績が豊富とお見受けしたのですが,ついてはお尋ねしたいことがいくつかあります.
 1.貴院ではインプラントの種類は何を使っているのでしょうか? ブローネマルクというのが良いというような話も聞くのですが,そうなのでしょうか?
 2.1本あたり35-40万円かかると書いてありますが,2本なら2倍,3本なら3倍かかるのでしょうか? 
 3.私の場合には2本あるいは3本した方が良いのでしょうか? それとも左上6番の1本で良いのでしょうか?
 4.インプラントといえども,いつまでも使えるものではない,というような話も聞きますが,そうなのでしょうか? 
 5.術後の歯の手入れは相当大変なのでしょうか?
 6.ネットで見ると,神経損傷や,場合によっては動脈出血による死亡例なども見られます.そういう事って,どの程度あるものでしょうか?
ご教示のほど,よろしくお願いいたします.

担当医の回答

こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
左上の6番が1本と、左下7番の欠損についてお悩みなわけですね。
実際に拝見したわけではないので確実なことは申し上げられませんが、わかる範囲でお答えさせていただきますね。
実際には、左上に関しては、部位からするとおそらく上顎洞とよばれるお鼻の一部が口に近いため、まずその骨が薄いことが考えられます。
インプラント治療が容易な部位ではないということです。そのため骨の状態の診査を精密に行ってから、ブリッジにするかインプラントにするかを考えられたほうが良いと思います。
骨の状態によってはブリッジのほうが予後がよいこともございますから(もちろん前後の歯の状態にもよりますが)。
大前提としてこのことを御理解いただけたらと思います。
その上で以下のご質問にお答えさせていただきますね。

1.貴院ではインプラントの種類は何を使っているのでしょうか? ブローネマルクというのが良いというような話も聞くのですが,そうなのでしょうか?
 →当院では8割以上はストローマン社(スイス製)のインプラントを使用しております(世界No1シェアの信頼性のあるインプラントです)。ブローネマルクシステムの使用も可能ですし、実績もございます。
  ブローネマルクインプラントとは、世界で一番長い歴史のあるインプラントです。現在ではノーベルバイオケアという会社が販売しております。
  私も、個人的に好きなインプラントですが、その計上や設計がいまの潮流とははなれているため、世界的な使用のシェアは下がっているかもしれません。
  お口の中の状態によってはブローネマルクインプラントを選択するのがベターなこともございますし、どのメーカーが良いとは一概には言えません(実際に当院でも多くの種類のインプラントを使用しております)。
  ただし、一つ言えるのは、体の中に残るものですので、多少費用が高くても歴史と実績があり信頼性のあるインプラントを使うべきです。
  その点ではストローマンインプラントとブローネマルクインプラントはどちらも安心して使用することができます。
  
2.1本あたり35-40万円かかると書いてありますが,2本なら2倍,3本なら3倍かかるのでしょうか? 
 →手術の回数が一回ですむような状態であれば、単純に倍にはなりません。こればかりは診断してみないと正確なお見積もりはだせません。申し訳ございません。

3.私の場合には2本あるいは3本した方が良いのでしょうか? それとも左上6番の1本で良いのでしょうか?
 →かみ合わせの状態にもよりますが、メールの内容を拝見するかぎり2本で治療が可能なのではないかと思います。

4.インプラントといえども,いつまでも使えるものではない,というような話も聞きますが,そうなのでしょうか?
 →もちろんそう考えていたほうがよいと思います。10年の生存率が97%程度ですので、その3%に入らないと確信できる人はいません。
  インプラントを失う理由は、インプラント術者側の手技の善し悪し、患者様のメンテナンスの状態、喫煙の有無などいろいろな要因が複雑にあわさって、インプラント周囲炎などを引き起こすことによります。
  極端なはなし、その方の年齢によっても一生もつかどうかは違ってきますし(寿命はだれにもわかりませんからね)、一生もつことももちろんございますが、絶対に一生もつという歯科医がいたら信用しないほうがよいと思います。
  もちろんわれわれは、なるべく一生もってほしいと治療に最善をつくしますし、メンテナンスでは患者様と協力して長持ちさせていくことになります。
 
5.術後の歯の手入れは相当大変なのでしょうか?
 →今のような少ない本数であれば、通常の歯とほぼ同じケアで大丈夫です。ただし数ヶ月に1度歯科医院でメンテナンスを行う必要はございます。

6.ネットで見ると,神経損傷や,場合によっては動脈出血による死亡例なども見られます.そういう事って,どの程度あるものでしょうか?
 →世間の正確な頻度はわかりませんが(私は幸いこのようなことを引き起こしたことがございません)、感覚的には世の中のある一部の先生が頻繁に引き起こしていると思われます。さすがに死亡事故は1件しか聞いたことはありませんが(おそらくニュースになっていた同じケースです)。
このようなことが起こらないようにインプラント治療の術前の診断の精度はあがっていますし、手術手技もより安全な方向にむかっております。
日々インプラント治療は進歩しております。その技術を取り入れる努力を怠たったり、経験だけで治療されている歯科医がこのような事故を集中しておこしていると思います。
経験の豊富な歯科医が、最先端の技術と理論を駆使してはじめて安全で安心なインプラントを行えると思います。
実際に患者様がどの歯科医を選ぶのかは、なかなか難しいところですね。とにかくいろいろとはなしを聞いてよく納得されてから治療されることをおすすめします。
歯の欠損は一日を争うような緊急性のある状態ではありませんから(食事にはこまりますが‥)、じっくりと考える時間はありますよ。
これもアドバイスですが、インプラント治療を早くすすめようとあせる歯科医師はちょっとなにかあると思ったほうがいいかもしれませんね。

またご質問やご心配なことがございましたら遠慮なくご連絡ください。

記事監修:院長 浦井 一樹

略歴

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生年月日

  • 1983(昭和58)年10月16日

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