こんにちは。ご相談のメールありがとうございます。
左右の前歯の大きさが異なる部分を詰め物で治療されたということですね。

直した後の歯の形態、特に歯の根元部分の見た目でお悩みなのですね。
何軒もの歯医者で相談されるほど悩み、お辛かったのですね、お察しします。

すでにご存じの内容もあるかと思いますが、問題解決のためのアプローチにどんな方法が考えられるかお答えしますね。
まず一つ目は歯の詰め物です。ダイレクトボンディングと呼ばれる手法です。これは実際に受けられていますのでお分かりかと思います。
歯の形態を修正する治療として詰め物を行う手法は一般的ですし、歯の切削も少なくすむので第一選択として適切と言えます。
次に、歯を全周切削し被せ物を入れる補綴治療という方法があります。被せる材料も保険適応のもの、保険外のものがあります。これは、歯牙形態の回復は理想的に行えますが歯の切削量が多いことがデメリットとなります。
三つ目の方法は、歯の表面一層だけをわずかに切削してセラミックを薄く張り付ける、ラミネートべニアと呼ばれる方法です。保険適応外の治療となりますのである程度のコストがかかります。当院では１０万円＋消費税でさせていただいております。この選択はご予算とは合致しないですね。

詰め物の治療での形態回復には難しい部位があるのも事実です。特に根元近くの歯の立ち上がりの形態は難しい部位のひとつです。
ご質問されたお悩みも、この点に原因があります。他に相談された歯科医師の方の回答も根拠はここにあります。

お口の中を拝見していないので、確実なことは申し上げられませんが、詰め物の治療による形態回復には限界があることは事実です。他の選択肢もメリットデメリットがあるので
どこまでコストと時間をかけるか、理想的な形態を求めるか、ということになります。

以上、考えられるものをお答えしましたが、参考になりましたらうれしいです。

もし一度お口を見せていただけましたらお口の状態も拝見しましてより詳細なお話も可能かなと思います。
またご心配なことやご質問がございましたら遠慮なくご連絡くださいね。