担当医の回答

ご相談のメールありがとうございます。

中歯科歯科医院の浦井です。酸蝕歯についてのご質問ですね。

酸蝕歯の原因としては様々な酸性の物質（酸性のつよい食品など）や、逆流性食道炎など病気で胃液の逆流などが生じて口の中に胃液が流れる等、長時間、酸が歯に触れる環境によって歯の表面のエナメル質が溶けてしまうことで生じると言われています。

ご質問にあるように氷食症や喫煙習慣が原因で歯の酸蝕症が発症することはありません。氷を噛むことで歯が欠けたり割れたりする可能性はあるかもしれませんが、そのこと自体では酸蝕歯にはならないですからご安心くださいね。お口の状態を見ていませんので確実なことは言えませんが酸蝕症とは違うと思われます。

また、治療についてもお答えしますね。現状、すでに起こってしまった状況を完全に元の戻すことはできませんので、修復材料を使用して治していくことになります。詰め物での治療ですが、審美的に調和する色で治していきますので歯が見えてもすぐにわかるということはないと思いますよ。また、詰め物の利点として治療後の修正が容易ということがあります。ですから、治療後に色、形が気になれば修正ができます。より理想的に審美的に直していこうとする場合は被せ物での治療になることが一般的です、歯をある程度削ることを承諾いただければ、より理想的な形態・色調で治すことができます。この場合は保険のきく被せ物、自費のセラミックの被せ物と選択できます。

簡単にご説明しましたが、お答えになっていますでしょうか。ご参考ください。

他にも心配な点はいつでもメールでお聞きくださいね。