右上の延長ブリッジについて|お悩み歯科相談(記事)|石川県金沢市東山でインプラント行なう歯医者 中嶋歯科医院

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右上の延長ブリッジについて CATEGORY未指定

岐阜県飛騨市 40歳 女性

初めて相談させて頂きます。よろしくお願いいたします。
2年くらい前に、右上5(ダミー) 67(支台)の 前方延長ブリッジ(材質 フルジルコニア)を入れて頂きました。(仮着のままです。はずれませんでした)
しかし、それから右側で 肉、野菜、果物、パン等を噛むと不安定(前方にしなる)な感じがし、67にかなり負担をかけているのでは?左側ばかりで噛んでいては、将来 左側もダメになるのでは?と不安になっております。
そこで、5(ダミー)を切断しインプラントを埋入すれば、咀嚼力は回復するのでしょうか?
私の場合でもインプラントが可能で、咀嚼力が改善するのでしたらぜひ中嶋院長先生に治療して頂きたいと思っております。
すぐに診察に伺うべきなのでしょうが、いくつか不安に思っている事がありますので、こちらで質問させて下さい。
最近、技工所のHPで、ジルコニアという材質は硬すぎる素材のため再治療が非常に困難。切断?(削る?)際に何本もバーをダメにしてしまう。除去には高熱、火花が発生。口腔内での切断はケガ、歯を痛める恐れがある。と書かれているのを見てとても不安になっています。
ある歯科医院に問い合わせたところ、先生は、「やってはみますが、大変硬いので途中で切断不可になる場合がある。中途半端にキズができるので、その点を了承できるか?」とのお答えでした。さらに不安になってしまいました。
中嶋院長先生は、このようなフルジルコニアの再治療はされていますか?
上記のように、とても怖い治療になるのでしょうか?
私のようなケースは治療して頂けますか?
私は、接客の仕事をしています。
インプラントが可能な場合、治療中ケースによっては(骨を足す?等)仮歯がない期間というのはありますか?
長文になり 申し訳ありません。
お忙しい中、お手数おかけしますがご回答よろしくお願いいたします。

担当医の回答

こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
右上の延長ブリッジのことでお悩みなわけですね。
実際に拝見していないので、確実なことは申しあげられませんが、わかる範囲でお答えさせていただきますね。
まず、ダミーの部分を切断すれば咀嚼力が回復するかどうかですが、現在入っているブリッジにどのようなかみ合わせをあたえているかどうかによると思います。
おそらく、ダミーの部分には力がかかりすぎないように設計してあり、あまり咬ませていない状態だと思います。
ですから、この部分にインプラントを行い、しっかりとかみ合わせることで、おそらく現在よりも咀嚼力は回復します。
ただし、この場合6番と7番はさわらないことになりますので、その部分のかみ合わせの与え方に問題があり、そのことが症状をひきおこしている場合は改善しないことになります。
このことは、実際に型をとって、顎の運動の検査をし、模型上でかみ合わせの検査を行ってみなければわかりません。
ジルコニアブリッジの口腔内での切断が可能かどうかについてですが、結論からもうしあげると可能です。
専用のバーを使って切断することができますが、確かに発熱や火花がちることはございます。
これはあらかじめ分かっていることなので、ケガや歯を傷めないように対応することができます。
具体的には発熱しないよう、時間をかけて切断すること、大量に注水を行って切断することをいたします。
同じような再治療でよく行うことですから、心配しなくても大丈夫ですよ。
最後に、インプラントをした場合に仮歯がない期間があるかどうかについてですが、状態によってはインプラントをした日に仮歯をインプラントに装着することが可能です。
ただしこれは、骨の状態や、かみ合わせの状態がかなり良い場合に限られます。
多くの場合にはダミーの仮歯を前後の歯に接着して、見た目の支障がないようにします。
この場合4番と6番に接着することになります。
実はここで問題があり、6番はジルコニアのクラウンがはいっていることになりますが、ジルコニアには接着剤は強く接着しません。
つまり現在のブリッジを切断して治療を行っていく場合、治療期間中は非常に取れやすい仮歯がついていることになってしまします。
このことを心配するのであれば、やはり現在のジルコニアブリッジをすべてはずして、治療期間中は延長ブリッジの仮歯をいれたほうがいいかもしれませんね。
これらのことをすべて総合して、よく相談したうえで治療方針を決定されるといいと思いますよ。
またご質問やご心配なことがございましたら遠慮なくご連絡ください。

記事監修:院長 浦井 一樹

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  • 1983(昭和58)年10月16日

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