金沢市 舌の炎症 治療 病院 CATEGORY口腔外科
千葉県 35歳 男性
数年前から、舌の炎症に悩まされています。
舌の左半分の真ん中から先までの範囲だけに、少しえぐれたような炎症などができます。
形は楕円形であることがほとんどで、できる場所は同じ場所であったりそうでなかったりもします。
症状は1週間ほどで治まるのですが、また1週間ほどするとできてしまいます。
最初は義歯が舌に当たっていた感じもあり義歯を新しいものに代えて頂いたのですが、症状は変わりません。
元々神経質な性格ではあるのですが、原因が分からないのでこのまま悪い病気にならないかと心配です。
ご返信いただけましたら幸いです。
よろしくお願い致します。
担当医の回答
こんにちは。中嶋歯科医院の中嶋顕です。
ご相談のメールありがとうございます。
実際に拝見していないので、はっきりしたことは言えないのですが、 メールに書かれている症状から、地図状舌の疑いがあります。
地図状舌とは、舌のところどころに、あたかも地図のような模様ができることから、このような病名がついています。
舌に痛みやはれなどの特別な症状がない場合が多く、あっても刺激物を食べた時に舌が少ししみる程度です。
地図様の模様の形と位置は、日によってさまざまに変化し、数週間で消えてしまう場合もありますが、多くは半年から数年間にもわたって、出たり消えたりを繰り返します。
地図様のところは、舌の表面の糸状乳頭が消失して、つるつるとして赤くなり、周辺部は軽く盛り上がって白くなっています。
舌の慢性炎症ではありますが、舌がんなどの心配はいりません。
原因についてはよくわかっていませんが、ビタミンBの不足や心身のストレスなどが関係している場合もあると考えられています。
治療に関しては、痛みがなければそのままでもかまいませんが、しみるなどの痛みがある場合は、塗り薬や、うがい薬などで対処したほうがよいでしょう。
今回は地図状舌の疑いでコメントしましたが、実際はやはり直接診察してみないとわからないので、お近くの歯科医院や口腔外科を受診されることをお勧めします。
ほかにご質問やご心配なことがございましたらご連絡ください。
- 記事監修:中嶋 顕
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略歴
- 2002年3月 東京歯科大学歯学部 卒業
- 2002年4月 慶応義塾大学医学部歯科口腔外科 入局
- 2004年4月 平井歯科医院(東京都)
BIOインプラントセンター(東京都) - 2006年4月 湘南デンタルケアーインプラントクリニック(神奈川県)
- 2008年4月 中嶋歯科医院・金沢インプラント 開設
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所属
- ITI(International Team for Implantology)メンバー、公認インプラントスペシャリスト
- 日本口腔インプラント学会会員
- 湘南インプラント研究会員
- 記事監修:院長 浦井 一樹
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略歴
- 2002年4月 新潟大学歯学部 入学
- 2008年3月 新潟大学歯学部 卒業
- 2008年4月 新潟大学医歯学総合病院 入職(歯科医師卒業後臨床研修)
- 2009年4月 公益社団法人石川勤労者医療協会城北歯科 入職
- 2014年4月 城北歯科 所長就任
- 2019年5月 城北歯科 退職
- 2019年6月 医療法人社団慈恵会 中嶋歯科医院 入職現在に至る
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所属
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生年月日
- 1983(昭和58)年10月16日